こんにちは、ねこのてです。
今日はおひとりさまの終活についてお話しします。
人生100年時代、誰でもおひとりさまになる可能性増
人生100年時代と言われる昨今、未婚既婚を問わず、おひとりさまになる可能性は増えています。
例えば配偶者との死別や離別(熟年離婚等)、子どもの独立、親族が遠方にいる…などなど、
高齢での一人暮らし、いわゆるおひとりさまが増えているのです。
気軽に「自分らしく」暮らせることがおひとりさまの利点ですが、
最期を迎えるに向けて、どんなリスクがあるでしょうか。
生前に起こりうるリスク
まず、自宅で倒れてしまった際、自分で通報や連絡ができないと仮定した場合、発見してもらうまでにどれくらいの時間がかかるでしょうか?
ニュースでもたまに取り上げられていますが、死後数か月から数年経って発見されていることもありますよね。
そのくらい、外部とかかわりの少ないひとの異変を察知するのは難しく、家の中であればさらに困難なことです。
運よく発見され、治療が必要になった際にも、入院や手術等が必要になった場合、身元引受人や身元保証人が必要となります。
誰が自分の身元保証人となってくれるのか、緊急連絡先を誰に設定しておくのか、
事前に決めておかなければなりません。
死後に起こりうるリスク
誰しも、死後のことは自分ではできません。
死亡届や火葬、納骨の手続き等の死後の手続きから、遺品や遺産、家の解約や売却など、
やらなければならないことは多岐にわたりますが、この手続きを行ってくれる人はいるでしょうか?
生前契約したお墓に気づかず、別のお墓に入れられてしまうこともあるかもしれません。
たとえば親族であっても事前に話し合っておかなければ、手続きどころか家の鍵すらわからない、なんてことも。
また、関係性の遠い親族であれば、より手続きに時間がかかってしまいます。
遺される人に託すためには、しっかりとした事前準備が必要不可欠なのです。
やっておきたいリスク回避
親族や家族がいる場合は、事前に話し合っておくことが重要です。
お金のことや、権利等の相続についてはお願いする親族に遺すなど、
受け入れてもらいやすいようにするのも良いかもしれません。
特に身元保証人や身元引受人については、遠方であったり、対応できない場合もありますので、
身元保証人のサービスを利用してもよいでしょう。
スーパーの運営等を行う有名企業やリフォーム会社などもサービスを開始しています。
自分に合ったサービスを見つけてみてくださいね。
また、高齢の方が契約をするという点から、
消費者庁が案内を出していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。消費者庁の案内はこちら
他にも、急な入院に備えて入院バッグを作っておく、信頼できる友人に鍵を預けておく、
緊急連絡先を決めて持ち歩く+家のわかりやすいところに貼り出す、なども効果的。
エンディングノートや生前整理、遺書など、一般的な終活を基本に、しっかり備えていきましょう。
おひとりさまでも安心な最期を
冒頭でお話ししたとおり、おひとりさまは増えています。
しかし、しっかりと情報を収集し、備えていくことでトラブルやリスクも回避できます。
行政だけでなく施設や病院などにも相談窓口がありますので、
小さな不安や細かなことでも相談していきましょう。
一番心配なのは「孤独」であることで、「ひとり」であることではないのです。
頼れるところには頼りながら、自分らしい生活を送っていきましょう。