スタッフへの思い
こんにちは、ねこのてです。
今月のねこのて通信をお届けします。
⼤切な⼈を守るために、絶対倒れない
NEXUSにはいま、4⼈のスタッフがいます。 娘⼆⼈、主⼈、そして主⼈の幼なじみです。
ほぼ⾝内で仕事をしています。 もともとは、20代前半の若者を採⽤し、働いてもらっていました。
息⼦のような感覚で接し、昼は毎⽇のようにごはんを作って⾷べてもらっていました。
彼らは⾼齢のお客様にかわいがられ、「孫が来てくれたみたいでうれしい」 と喜んでいただいていました。
でも、あまりにもアットホームになりすぎてしまったのか、馴れ合いが⽣まれてしまい、意⾒の衝突が起きることがたびたびありました。
やがて彼らは、それぞれの道に進むために、 NEXUSを離れていきました。
⼀⼈は接客の道へ、⼀⼈はトラックの運転⼿に、もう⼀⼈は運送会社に転職していきました。
その後しばらくは、⼥⼿だけで仕事をしていました。でも、遺品整理の仕事は重い物を運ぶこともよくあります。
そんなときに仲間⼊りしてくれたのが、主⼈と主⼈の幼なじみです。
「腰が痛い〜」「疲れた〜」と⾔うのが⼝癖ですが、⾼所での作業や、根気のいる作業に黙々と取り組んでくれているのは有り難いです。
遺品整理の仕事は、依頼が集中するときと、 そうでないときの差がとても激しいところがあります。
経営的になかなか安定しない⾯があり、 娘は「いつもハラハラする」とこぼしています。
でも私は、こう思っています。 「⼤切な⼈たちを巻き込んで仕事をしているのだから、絶対に倒れない」
波瀾万丈に⽣きてきた私と苦労を分け合ってくれた家族、その知⼈。
そんな⼤切な⼈たちを幸せに導くのが、強い願望です。
困っている女性の力になりたい
なぜ私がNEXUSを起業したのか。
それは、 家族との時間を作りたかったからです。
⼀番下の⼦が保育園に⼊れるようになった当時、私は朝から晩まで⾺⾞⾺のように働いていました。
保育園に預けるとき、⼦どもは「ママー!」と⾔って泣き叫びました。
ごはんをいっしょに⾷べることもできないし、 休みの⽇に遊びにも連れて⾏ってあげることもできない。
「なんでこんな思いまでして働かなあかんの?」と思っていました。
⼦どもたちとの時間を作りたい…。そう考えて選択したのが起業です。
⾃分の会社なら、⾃分の時間を⾃分でコントロールできるからです。
おかげさまで、⼦どもの授業参観に⾏けるようになりました。
サッカーの練習の付き添いもできるようになりました。
ようやく⺟親らしいことができるようになったと思います。
主⼈は、遺品整理の仕事にやりがいを感じて いるようで、「現場は任せろ」と⾔ってくれています。
次⼥もまた、現場でテキパキ働いてくれています。
⻑⼥は、NEXUSのブログ「終活のススメ」を担当するなど、発信が上⼿です。 講師が向いているのでは、と思っています。
私はいつか、⼥性だけの遺品整理グループを作りたい。
そして、シングルマザーの⽅々を採⽤し、いっしょに幸せになりたいと考えていま す。
⺟⼦寮で暮らしていた頃、⾷べ物がない状態のとき、同じシングルマザーのお⺟さんが、⾷パンと⽜乳を分けてくれました。
助けてほしいときに頼れる⼈がいることがどれだけ有り難いか、⾝に染みました。
だから私も、困っている⼈を助けたい。助けてもらった恩送りしたいと思っています。
(続く)
ねこのて通信は毎月第一週月曜日に配信予定です。