こんにちは、ねこのてです。
今日は故人のスマホ(に限らずガラケー等も含みます)の扱いについて、
お話いたします。
故人のスマホはどうするのがいい?
ご家族が亡くなったとき、その方のスマホはどうしたらいいでしょうか?
まず真っ先に思いつくのは恐らく解約かと思います。
携帯電話の解約はご遺族などの法定相続人であれば解約が可能です。
ただし解約してしまうとその電話番号は二度と使えなくなってしまいます。
その解約、ちょっと待って!
スマホの中にはアプリ内で定期購買(サブスクリプション)を契約していたり、
電話番号を使った二段階認証を使ってログインするものもあります。
真っ先に解約してしまうと、特に電話番号での二段階認証ができなくなり、
ログインして確認する、ということがかなり困難になってしまいます。
サブスクは解約をしないままだと、金額を払い続けてしまうことになります。
クレジットカードも解約した場合は取引停止になったり、
中には未払いとして金額が膨れ上がってしまうこともありますので注意が必要です。
サブスク契約を確認しよう
サブスクといえば音楽や動画などのサービスとしてイメージが強いですが、
データを保存するためのクラウドサービスを契約していることもあります。
写真や思い出のものだけでなく、重要データが入っていることもありますので、必ずチェックが必要です。
サブスクはiPhoneであれば、「設定 → Apple ID → サブスクリプション」にて確認が可能です。
ただしAmazon等一部サブスクや月額入会などは反映されていないことがあります。
アプリが入っているのであれば、月額を払っているのかログインして確認が必要です。
ネットバンクや仮想通貨を確認しよう
近年は金融系もスマホで取引が可能になりました。
紙の通帳を使わないネットバンクや、仮想通貨、株などもスマホで取引可能です。
特に仮想通貨はパスワードがわからず遺族が換金できない場合でも、財産とみなされ相続税がかかります。
国内の仮想通貨取引所を使っていた場合は問い合わせると対応してくれる場合もありますが、
海外取引所などとなるとかなり難しくなってしまいます。
また、相場の変動が激しい仮想通貨、FXは気づかないうちに損をしていることもあるので注意が必要です。
原則として契約時に書面発行がありますので、探してみてくださいね。
料金は発生するけれど慎重な解約を
月額料金が発生してしまうので早く解約してしまいたい、という気持ちはわかりますが、
スマホを解約してしまうことで重要なデータの把握はかなり難しくなってしまいます。
しっかりと財産等を確認した上で解約をしたほうが良いです。
また、スマホのロックは近年セキュリティーが向上し、プロでも開場するのは至難の業だそうです。
パスワードを紙に書いておき、預金通帳や保険証書など重要書類とまとめて置いておくと良いでしょう。
いかがでしたか?
毎日使うスマホ、ご自身のスマホの中でも「デジタル遺品」になりそうなものを一度考えてみてくださいね!