こんにちは、ねこのてです。
今日は遺したいものを考える、というテーマでお話しします。
エンディングノートに書くのはもちろんですが、
ぜひご家族と話し合いながら、生前整理のご参考にしていただければ幸いです。
遺したいのは「もの・こと」のどちらか
生前整理を実際にされている方とお話しする中で、
「遺したい」希望にあるのは大きく分けてこの2点です。
「もの」はいわゆる家や土地、家具などかたちとしてあるもの。
「こと」は家の風習や今は亡き家族の話や語り継ぎたいことなど、かたちではないもの。
みなさんが遺したいものはどんなものでしょうか?
たとえば財産として残す「もの」
家や土地など大きなかたち伴うものは、遺される側の意見もかなり重要です。
遺してもらっても住めない、近くに住んでいない、置く場所がない、など、
特にかたちが大きければ大きいほど負担は大きくなってしまいます。
また、かたちある「もの」はおおかた相続に関する手続きが必要です。
ご家族などの意見や方針を聞き、しっかり話し合ったうえで準備するのが無難です。
財産として遺し、受け取ってもらうために必要な書類を事前に確認しておくなど、
遺す側ができる事前準備をしっかりと行いましょう。
たとえば生きた証を遺す「こと」
近年では自分や家のルーツを知る、家系図を作るサービスなどもあり、
かたちとして残すこともでき、とてもおすすめです。
エンディングノートなどに書くことももちろん必要ですが、
こういった家や自分に関することを家族に話しておく時間を作るのも大切と考えています。
たとえば、子どもたちが会えていないご先祖の話や、家の風習や、家族の戦争体験など、
口頭でしか語り継がれないことを聞いておくというのも、大切な時間です。
ぜひ生前整理をきっかけにして、ご家族の時間を作ってみてくださいね。
遺したいものと遺せるものは違う
自分が良かれと思っていることでも、遺される側には負担になってしまうことも良くあります。
時代の変化や生活の変化などによって、自分が遺されたときとは大きく違うと考えておきましょう。
「こう思っているけど、どう思う?」「こう遺したいけれど、今できることはあるかな?」など、
しっかり家族間で話し合い、折り合いをつけていきましょう。